ターゲットを絞り込む
2018.11.21
※弊社がこれまでにお会いした6,000を超える会計事務所の“共通する成功要因”を少しずつご紹介していくコラムです。
マーケティングの世界では、「ターゲットの絞り込みが重要」という考え方をします。「客層で絞り込む」「ニーズで絞り込む」「エリアで絞り込む」など、絞り込み方にも色々あります。絞り込むことによって、サービス内容も提供方法もターゲットにマッチしたものにしやすくなります。
ターゲットを絞り込む重要性について税理士の方にお話しすると「絞ると他を捨てることになる」「今からターゲットを絞っても遅い」といった消極的な意見が出てくることもあります。ここでは「一つに絞りましょう」という訳ではなく、自事務所の経営資源や強みが活かせるターゲットを明確にし、そこに注力するのが望ましい、ということです。
税理士が経営者から選ばれる存在になることはとても重要であることは言うまでもありません。また、お客様の立場に立ってみると、自社の業界や求めているニーズに特化している事務所とそうでない事務所、どちらを選ぶかは自明です。医療や介護などの業界での絞込みや、相続税申告やMAS監査などで絞込みをしている事務所はよく見かけますし、女性経営者をメインにしている事務所、○○市○○区といったエリアで絞っている事務所などもあります。そして、このような絞り込みを行っている事務所は、多くが成長していると感じます。
まだ何も絞り込みをしていないなら、この機会に自事務所の経営資源や強みが活かせるターゲットを見つけ、絞り込みを検討してみてはいかがでしょうか。