※弊社がこれまでにお会いした6,000を超える会計事務所の“共通する成功要因”を少しずつご紹介していくコラムです。

会計業界に限らず、コミュニケーション力はビジネスにおいて非常に重要なスキルであることは言うまでもありません。一昔前であれば、帳簿を付けて、申告するだけでも喜んでいただける時代がありましたが、今はそうではありません。これまでの業務はやってもらって当たり前となり、その上で社長の悩みである経営課題について、どれだけ一緒に考えてくれるか、相談に乗ってくれるかが重要になりつつあります。

そのためにも、コミュニケーション力が重要となってくるわけです。

これまでに全国の会計事務所を訪問し、多くの所長先生や職員と面談をしてきた中で、「コミュニケーション力が高い！」と感じた人には共通項があります。それは、「あなたのことをもっと知りたい」という強い関心を持っていることです。

相手がどんな人生を歩んできたのか、どんな想いを持っているのか、どういう方向に進んでいきたいのか、家族構成は、趣味は、など関心が尽きることがありません。人は自分に対して関心を示してくれる相手には、「もっと知ってもらいたい」という気持ちが湧き出てきます。そして、自分のことをよくわかってくれている人に相談したいと思うのが人の常でもあります。

難しく考え過ぎず、まずは相手に関心を持ち、知ることからはじめてみれば、意外と円滑にコミュニケーションが図れると思います。