思い切って事務所を借りて開業する意義とは?
東京都新宿区
先輩税理士 M税理士
2018.06.26
借金してでも、事務所を開設しましょう。
そうすることで、若くても顧問先経営者と対等の立場になれると思います。
実は、かくいう私も、開業当時は不安でした。開業すること自体も、迷っていました。
顧問先ゼロからの開業で、顧問先はちゃんと獲得できるのだろうか?食べていけるのだろうか?と。
そんな時、ある先輩税理士からこう言われました。
「やらないで後悔するよりは、やって後悔したほうがよくないか?」
「お金は銀行から借り入れしたらいいじゃない。我々の顧問先企業も融資を受けて、
事業に投資をして頑張っている。融資・投資の意思決定をして初めて、経営者の仲間入り
だと認めらるのではないか?」
これを聞いて、目が覚め、思い切って開業しました。
私の場合は運よく、知人が空いている部屋を貸してくれることになったので、借金をせずに事務所を開設することができましたが、毎朝事務所に行き、夜は家に帰ることによって、生活にメリハリがつくので、初めから事務所を開設してよかったと思っています。
開業当初は、とにかく人に会うことを最優先していました。そして知り合った人からちょっとした相談の電話が入れば、フットワーク良くすぐに駆けつけることにしていました。事務所でスーツを着て仕事をしていたからできたように思います。今では、顧問先は増えて、職員も数人雇える状況となり、先を見越して自前の事務所を作って移動しています。そのために、ついに借金もしました。やっと一人前になれた気がしています。