CASE STUDY事例&成功のヒント

事例から学ぶ成功法則

事務所作り

開業時に考える事の1つが、「事務所をどうするか」だと思います。
そこで今回は、「事務所」をテーマに、実際に聞いた事例をいくつかご紹介します。

■事務所選びの基準はトイレだった

開業間もない先生に「何故このビルに?」と聞いたときの話。
すぐに返ってきた一言が「共用トイレがきれいだから」でした。その時は先生のみの事務所でしたが、「近いうちに職員を雇いたい。多分最初は女性・女性と続くはず。少しでもうちの事務所に来てもらいやすいように・・・」との事。

このように、なかなか採用環境の厳しい中で、採用のための視点での事務所づくりも大切だと改めて感じました。

■スタバですか?

美容室かスターバックスか・・・という雰囲気の事務所さんがありました。

多くの会計事務所様とは全く違うため、何故そうしたのか聞いてみると、「自分もスタバが大好き。コーヒーも美味しいけど、雰囲気が好き。事務所よりもスタバで仕事したい。なら、事務所をスタバにしたら・・・」とのこと。

「くつろげる空間」を最優先にした結果、職員様も満足。お客様に来てもらいたいと来店型へシフトするという流れに。同時に、若手の採用にも効果を発揮しているそうです。

■6年ごとにお引越し

ある先生は「6年ごとに引っ越す」ことを決めていらっしゃいました。

その先生曰く、目的・効果は次の4つ。

・次の移転に向けて、より良いところに移転することを目標にして頑張れる

・スタッフのモチベーション、気分転換

・大掃除、断捨離がそのタイミングでできる

・次の移転を決めているので、身の丈に合った事務所選びができる

6年というと少し長い気もしますが、物件探しは1年前からスタートのため実質5年後には引っ越し準備スタートです。中期計画として丁度いい期間だとおっしゃっていました。限られた資金の中で、事務所にかけられる分には制限があるかもしれません。

しかし重要なのは、これからどんな事務所にしたいのか、どんな職員・顧問先と仕事がしたいのかをイメージする事。そして事務所をコストではなく「投資」として考える事かもしれません。

テレワークなど働き方が大きく変化している今だからこそ、「どんな事務所にするのか」を考えてみると良いかもしれません。