CASE STUDY事例&成功のヒント

事例から学ぶ成功法則

業務の簡素化4つのポイント

事務所を運営していくうえで、業務を簡素化することは重要です。簡素化にはどのような方法があるのか?今回は4つのポイントを簡単にご紹介いたします。

  • アウトソーシングの活用

より注力したい業務に工数を割くために、事務所内で行う業務を他社に任せるのも1つの方法です。一般的なものは記帳入力業務のアウトソーシングかと思います。記帳入力に限らず、ほかの業務についてもアウトソーシングできないかを検討してみてください。

  • クラウドの導入

時代は「自計化から自動化へ」といわれています。クラウド会計、クラウド給与で効率化をすることはお客様にとっても事務所にとってもお互いにとってメリットも多いでしょう。さらに、開業当初はソフトの統一、クラウドへの変更もしやすい時期かと思います。一度考えてみてください。

  • RPA(Robotic Process Automation)の活用

RPAは現在多くの事務所で導入の検討が進められています。単純作業であればRPA活用の検討対象になるかと思います。今すぐの活用は難しいかもしれませんがどの業務がRPAに置き換えられそうかを日々考え、今後欠かさず情報収集をして活用の場を模索してみてください。

  • オンラインコミュニケーションツールの導入

これまでの税理士業界では「訪問して面談する」ということが主流だったかと思います。しかし、IT技術の進歩、新型コロナウイルス拡大の影響も後押しして、オンラインでの面談が税理士業界でも受け入れられつつあります。オンライン会議システムをはじめ、お客様とのコミュニケーションツールも多様化しています。チャット形式でのやり取りや、ファイルの共有などができるものもあります。税理士事務所の最も成果を生まない時間は「移動時間」と言っても過言ではないでしょう。業務の簡素化を実現するためコミュニケーションツールの見直しをする効果は大きいのではないでしょうか。

今回挙げた4つのポイントがすべてではございません。今後の事務所運営において少しでも簡素化を考えるきっかけになれば幸いです。

参考

・株式会社名南経営ソリューションズ『勝ち残る税理士事務所を作る所長の教科書』、日本実業出版社、2020.