CASE STUDY事例&成功のヒント

事例から学ぶ成功法則

一人事務所でも工数分析を

「工数分析」というと、職員が増えてきた事務所がやるもの…と認識されている方も多いかと思いますが、実は一人事務所にとっても工数分析は十分やる価値があります。

 

事務所を一人で続けていくにあたって、一番の制約になるのは「時間」です。

一人事務所においては、「先生の稼働時間=事務所の稼働時間」になるため、時間をどう使うのかはとても重要なことです。開業して間もない時期は比較的時間に余裕があるため、安請け合いしたり、過剰サービスしたりしている事務所をよくお見受けします。また、目の前の業務に追われてしまい、本来やるべきことを後回しにされている事務所も多いようです。

 

そこで、工数分析が役立つのです。

工数分析には色々な切り口がありますが、一人事務所の場合、もてる顧問先の数には限界がありますので、「顧問先」別に採算はとれているのか、生産性(一時間あたりの報酬)は事務所基準を満たしているか…を把握しておくことが、事務所運営上とても大事になってきます。

 

また、「人」別、今回で言えば先生自身がどんな業務に時間を充てているのかを把握することも大事です。特に、直接顧問先にかけている時間「以外」の時間、例えば営業活動やセミナー開催、情報の仕入れ等といった将来への投資時間をどれだけ確保できるかは、事務所の成長を左右する大きな要因になります。

 

ご自身の活動の振り返り、かけるべき時間の見直しを行うためにも「工数分析」をしてみてはいかがでしょうか。