投資することを恐れない
2021.01.22
この文章を読まれているという方はまだ開業されて間もないという方が多いのかなと予想されますが、開業時というのは色々と楽しみであると同時に頭を悩ませることも多いのではないでしょうか。
取り分けて頭を悩ませるのはやはり『お金』に関することだと思われます。開業時にある程度お客様がいらっしゃる、或いは誰かから事務所を引き継ぐことになったなど中には地盤のある中でスタートを切れる人もいるかもしれませんが、開業費用については限られた中で遣り繰りをされる方が多いと思います。
日常的にかかる費用として、事務所家賃・人件費・システム費用等が多くを占め、事務所の運営においては必要不可欠なものではありますが、多くの人が最初にここを渋る方が多いことも事実です。もちろん目指す方向性によって必要とするものが変わりますが、こと『顧客増大』を目指している方にとって。前述の投資は渋るべきものではありません。
事務所というのはただの仕事場というだけではなく、顧問先や採用された職員さんが働く場でもあります。そこで関わる人が不安になるようなことのない職場環境を提供するのは重要なことです。
また人件費のかかるとき、すなわち人を採用するというときに『自分が忙しくなったら人を採用しよう』と考える方が多いです。人の採用をするときは『何のために採用をするのか』という原点に帰るといいかもしれません。当然忙しくなっているというのも理由の一つではありますが、その本来の目的は『自分の業務を渡して自分がやりたいことをやれるようにする、動けるようになる』ことだと思います。忙しくなるくらいお客様がいないと給料が払えないかもしれないという不安もあるかもしれませんが、忙しくなってからの採用では採用はもちろん教育するための時間が使えない、という負のループに入ってしまっている事務所も中にあります。是非キャパシティの5割を超えたなと感じたら人材投資を考えてください。