CASE STUDY事例&成功のヒント

事例から学ぶ成功法則

健康管理で業務を効率化

最近では、テレワークを併用した働き方を実践している事務所様も多いかと思います。テレワークはウイルス感染対策、ワークライフバランスの向上、オフィスコストの削減など良い面も多いですが、それだけではありません。

 

オムロンヘルスケア株式会社が、テレワークをしている働き世代1,000人に対して行った調査報告によると、50%以上の方が「肩こり」、「精神的なストレス」、「腰痛」、「姿勢が悪くなる」、「目の疲れ」などの不調を訴えていることがわかりました。 (※1)

 

この原因がテレワークと一概には言えません。しかし、職員様が疲弊してしまっては、生産性は上がりませんし、仕事も成り立ちません。「健康経営」という言葉があるように、職員様の健康状態を維持・管理することは業務効率化の重要なポイントの一つだと言えます。

 

私が以前お話しを伺った会計事務所様では「いつも決まった時間にラジオ体操をやっています。テレワークになっても、オンライン面談ツールを使ってやるようにしています。特にテレワークの気分転換にはすごくおすすめで、より効果を実感しているところです。」とおっしゃっていました。実際に「リズム運動を行うと、“幸せホルモン”として知られているセロトニンが分泌される。」といった研究報告もあるようです。(※2)気持ちの問題かもしれませんが、職員様の健康を考えるうえで非常に参考になる取り組みだなと感じました。

 

今回ご紹介したのは一例にすぎませんが、業務の効率化を考えるうえで職員様の健康管理は重要なポイントです。ぜひ一度、職員様の健康管理という目線から事務所運営について考えてみてはいかがでしょうか。

 

参考

(※1)オムロンヘルスケア株式会社調査報告(https://www.healthcare.omron.co.jp/corp/news/2020/0428.html

(※2)有田秀穂, 基礎医学からリズム運動がセロトニン神経系を活性化させる, 日本医事新報社,2009