テレワークと採用
2021.02.25
「テレワーク」、この言葉もコロナ禍の影響で随分と聞き馴染みのある言葉になってきました。今回は、そんなテレワークについて「採用」という切り口から考えてみましょう。
とある地方の会計事務所様の話です。今年の7月から急に事務所の求人への応募が増えてきたとのこと。中には、今までは考えられなかったような素晴らしい経歴を持った人からも応募があったそうです。不思議に思った先生が理由を尋ねてみると「今勤めている会計事務所が何もテレワークへの対応をしなかったから」とのこと。
もちろん、テレワークへの対応の有無だけが転職理由ではないでしょうが、テレワークへの対応姿勢が就職・転職先を決める際の要因の1つになりつつあることは間違いないと思います。
一昔前ですとテレワークに対応できていることは大きなアドバンテージでした。しかし、テレワークは最早「できて当たり前のこと」という認識になりつつあるのかもしれません。そして、その認識はこれから社会人になる若い世代ほどより顕著なものになるでしょう。
テレワークを実施できる環境を整えることで、育児や介護を理由にどうしても出社できない優秀な人材を雇用できるというメリットもあります。
将来的に職員を採用し、事務所規模の拡大を目指される場合は早い段階からテレワークを実施できる環境を整えておいた方がいいでしょう。