CASE STUDY事例&成功のヒント

事例から学ぶ成功法則

ツール導入のタイミング

開業されたばかりの先生と面談をしていると、「もう少し人数が増えてからツールを導入したい」とおっしゃられる方が多数いらっしゃいます。そしてその理由のほとんどが「費用対効果」のようです。しかしながら、毎年7,000事務所以上を訪問している私たちの結論としては、「ツール導入のタイミングはできるだけ早い方がいい」です。

■ツール導入はなぜ早い方がいい?

確かに人数がまだ少ないタイミングだと、所内のツールを入れるには早いと感じるのかもしれません。しかしながら、ツール導入は早いに越したことはありません。人は良し悪しを別にして、何かを変えることに対して抵抗感を感じます。人数が増えた後にこれまでのやり方を変えるには一苦労します。加えて所内で浸透させるためのルール作り、所内研修など細かいトライアンドエラーを繰り返すため、時間と労力がどうしてもかかります。

しかし、先生一人の時からツール導入し、先生自身が理想とする使い方を確立しておくことで、後から入ってくる職員には当たり前のようにそのツールを使わせることができます。

また、顧問先とやり取りするためのツールも同様です。本当は使いたいツールがあるが、「無料だから」という理由で一旦代替ツールを入れてしまうと、乗せ替えるのにも労力がかかってしまいますし、そのツールに慣れてしまうと乗せ替えを顧問先から拒否される可能性もあります。

そのため、事務所で使っていきたいツールがあるのであれば、すぐにご導入いただいた方が将来の負担をなくすことができます。少しでも悩まれている方の参考になれば幸いです。