「事務所」をどう考えるか
2021.12.23
新型コロナウィルスの影響でテレワークが進み、
オフィス縮小や都心から郊外移転を進める大企業のニュースを見ることもあります。
今回は、働く場所としての「事務所」について、実際に会計事務所様であった事例の中からご紹介です。
■事務所?スタバ?
美容室かスターバックスか・・・という雰囲気の事務所さんがありました。
多くの会計事務所様とは全く違うため、何故そうしたのか聞いてみると、
「自分もスタバが大好き。コーヒーも美味しいけど、雰囲気が好き。
事務所よりもスタバで仕事したい。なら、事務所をスタバにしたら・・・」とのこと。
「くつろげる空間」を最優先にした結果、職員様も満足。
お客様に来てもらいたいと来店型へシフトするという流れに。
同時に、若手の採用にも効果を発揮しているそうです。
■6年ごとにお引越し
ある先生は「6年ごとに引っ越す」ことを決めていらっしゃいました。
その先生曰く、目的・効果は次の4つ。
・次の移転に向けて、より良いところに移転することを目標にして頑張れる
・スタッフのモチベーション、気分転換
・大掃除、断捨離がそのタイミングでできる
・次の移転を決めているので、身の丈に合った事務所選びができる
6年というと少し長い気もしますが、物件探しは1年前から
スタートのため実質5年後には引っ越し準備スタートです。
中期計画として丁度いい期間だとおっしゃっていました。
上の2つの事例で共通点は、どんな事務所にしたいのか、
どんな職員・顧問先と仕事がしたいのかをイメージしている事。
そして事務所をコストではなく「投資」として考えている事です。
限られた予算の中で、全て思い通りに・・・とはいかないかもしれません。
しかしテレワークなど働き方が大きく変化している今だからこそ、
「事務所の価値」を再度考えてみると良いかもしれません。